「投資を始めたいけれど、貯金もまだ少ない。どちらを先にすればいいの?」
これは、投資を考え始めた人の多くがぶつかる疑問です。
この記事では、「どっちが先か」という問いを、少し違う角度から考えてみます。
大切なのは「どっちが先か」ではなく、「いつ使うお金か」で分けることです。いざというときのお金は現金で確保し、当面使う予定のないお金で投資を考える、という順番が基本になります。
この記事で分かること
- 貯金と投資を「使う時期」で分ける考え方
- 先に現金で確保しておきたいお金
- 投資に回すお金を考えるときのポイント
「どっちが先か」より「いつ使うお金か」
貯金と投資は、どちらが良い・悪いではなく、向いているお金の種類が違うものです。

| お金の種類 | 例 | 向いている置き場所 |
|---|---|---|
| すぐ使うお金 | 毎月の生活費 | 普通預金 |
| いざというときのお金 | 病気やケガ、急な出費への備え | 普通預金など、すぐ引き出せる場所 |
| 数年以内に使う予定のお金 | 引っ越し、結婚、車の購入など | 値下がりしにくい場所(預金など) |
| 当面使う予定のないお金 | 10年以上先の生活のためのお金 | 投資も選択肢になる |
「何年後に使うお金か」で置き場所を決めると、迷いが少なくなります。
お財布を「すぐ使う用」「もしもの用」「ずっと先の用」に分けるイメージだね。
先に現金で確保したい「いざというときのお金」
投資のお金を急に引き出さないために
投資した商品は、値下がりしているときもあります。
いざというときのお金がないと、値下がりしているタイミングでも売らなければならなくなります。
だからこそ、投資を始める前に、いざというときのお金を現金で確保しておくことが大切です。
いくら確保すればいいのか
よく言われる目安は、生活費の数か月分です。
ただし、必要な額は、働き方や家族構成、住まいなどによって変わります。具体的な金額の考え方は、別の記事で詳しく解説します。
もしもの備えがあると、値下がりしても落ち着いていられるんだ。
よくある誤解
誤解「貯金がたくさん貯まってから投資を始めるべき」
いざというときのお金を確保できていれば、残りのお金を全部貯金し続ける必要はありません。
当面使う予定のないお金まで現金で置いておくと、物価が上がったときに、買える量が減るリスクがあります。
誤解「投資を始めるなら、貯金を全部回すべき」
反対に、手元の現金を全部投資に回すと、急な出費のときに困ります。
投資は「当面使う予定のないお金」で行うのが基本です。
投資にはリスクがあり、元本は保証されません。数年以内に使う予定のお金を投資に回すと、使いたいときに値下がりしている可能性があります。
だからどうするか
すぐ使う・いざというとき・数年以内・当面使わない、の4つに分けて考える
生活費の数か月分を目安に、すぐ引き出せる場所に置く
仕組みを理解したうえで、少額から始める
NISAのつみたて投資枠では、少額から積立ができる金融機関もあります。(制度の概要:金融庁「NISAを知る」)
まとめ
- 貯金と投資は「どっちが先か」ではなく「いつ使うお金か」で分ける
- いざというときのお金は、投資より先に現金で確保する
- 当面使う予定のないお金は、現金だけで置いておくリスクも考える
- 投資は「当面使わないお金」で、少額から始めるのが基本
参考
※本記事は2026年10月時点の情報です。
投資にはリスクがあり、元本は保証されません。投資信託でも短期的には値下がりすることがあります。当サイトの情報は、特定の金融商品の購入をすすめるものではありません。最終的な投資判断はご自身でお願いします。



