積み立てている投資信託が、大きく値下がりしている。
評価額がマイナスになっているのを見ると、「このまま続けて大丈夫?」「今のうちに売ったほうがいい?」と不安になると思います。
この記事では、値下がりしたときにどう考えればいいか、慌てて売る前に確認したいことを説明します。
生活に影響のないお金で長く積み立てているなら、値下がりしても積立を続けるのが基本です。慌てて売ると損が確定し、その後に値段が戻っても、その回復を受け取れません。どうしても怖いときは、止めるより金額を下げる方法があります。
この記事で分かること
- 値下がりは「いつか必ず来るもの」である理由
- 値下がりしたときにやらないほうがいいこと
- 慌てて売る前に確認したい4つのこと
値下がりは、いつか必ず来るもの
株式に投資する投資信託は、上がったり下がったりを繰り返しながら動きます。
過去にも、2008年の世界金融危機や、2020年の新型コロナウイルスの感染拡大のときなど、株価が大きく下がった時期がありました。
長く積み立てていれば、大きな値下がりに一度も出会わないことの方が珍しいと考えておくと、実際に下がったときに慌てずに済みます。
値下がりは「失敗」じゃなくて、長く続けていれば必ず通る道なんだ。
値下がりしたときに、やらないほうがいいこと
慌てて全部売る
値下がりしているときに売ると、その時点で損が確定します。売ったあとに値段が戻っても、その回復は受け取れません。
NISA口座の場合は、売って出た損をほかの口座の利益と相殺することもできません。(出典:国税庁 No.1474)
積立を止めてしまう
毎月同じ金額で積み立てていると、値下がりしているときは、同じ金額でより多くの口数を買えます。
値下がりしているときに積立を止めると、安く多く買える時期を逃してしまいます。
慌てて売る前に確認したい4つのこと
急な出費に、投資したお金を使わなくて済む状態かを確認する
10年以上使わないお金なら、今の値下がりで判断する必要はない
分散されたインデックスファンドか、値動きの大きい商品かを確認する
設定を変えずに続けられているかを確認する
判断の基準は「今いくら下がったか」ではなく、「そのお金をいつ使うか」です。
使う時期がまだ先なら、今の評価額は途中経過にすぎません。
近いうちに使う予定のお金が入っていたら
1〜2年以内に使う予定のお金を投資に回している場合は、値段が戻るまで待てないことがあります。その場合は、使う時期と金額に合わせて、少しずつ現金に戻すことも考えます。そもそも近いうちに使うお金は、預金など値下がりしない場所に置いておくのが基本です。
どうしても怖いときは
値下がりの不安で眠れない、仕事が手につかない、というときは、無理をして続ける必要はありません。
| 方法 | 内容 |
|---|---|
| 積立の金額を下げる | 止めるのではなく、気持ちが落ち着く金額まで減らして続ける |
| 評価額を見る回数を減らす | 毎日アプリを開かず、月に1回などと決める |
| 値動きの小さい商品と組み合わせる | 一部を債券や預金に置き、全体の値動きを小さくする |
止めてしまうより、金額を下げてでも続けるほうが、積立のよさを生かせます。
怖さを感じる金額は、自分にとって「多すぎる金額」のサインでもあります。
怖いと感じたら、それは金額を見直すタイミングなんだ。
投資信託は元本が保証されず、値下がりしたあと必ず元の値段に戻るとは限りません。過去に回復したことは、将来の回復を約束するものではありません。
今日からできること
- 投資しているお金を、いつ使う予定かを書き出す
- 生活防衛資金が、投資とは別に確保できているかを確認する
- 値下がりしても続けられる積立の金額かを見直す
まとめ
- 値下がりは、長く積み立てていれば必ず出会うもの
- 慌てて売ると損が確定し、その後の回復を受け取れない。NISAの損は相殺もできない
- 積立を止めると、安く多く買える時期を逃す
- 判断の基準は「いくら下がったか」ではなく「そのお金をいつ使うか」
- 怖いときは、止めるより金額を下げて続ける
参考
※本記事は2026年10月時点の情報です。
投資にはリスクがあり、元本は保証されません。投資信託でも短期的には値下がりすることがあります。当サイトの情報は、特定の金融商品の購入をすすめるものではありません。最終的な投資判断はご自身でお願いします。





