クレカ積立をしようと思っても、証券会社ごとに使えるカードが違い、還元率の条件も細かく分かれています。
「最大〇%」という数字だけを見て選ぶと、自分の使い方では条件を満たせないこともあります。
この記事では、クレカ積立ができる主なネット証券とカードの組み合わせを、還元率と条件で比べます。
まずは今持っているカードが使える証券会社を確認しましょう。還元率は条件付きのことが多いので、「最大」の数字ではなく、自分の使い方で条件を満たせるかで比べるのがポイントです。
この記事で分かること
- 主なネット証券で使えるカードと、還元率・条件
- 年会費のかかるカードを選ぶときの考え方
- 自分に合う組み合わせの選び方
クレカ積立ができる主な組み合わせ
※掲載順は証券会社名の五十音順です。表の内容は、2026年10月11日に各社の公式ページで確認しました。還元率や条件は変更されることがあるので、申し込む前に公式ページで確認してください。
| 証券会社 | 使えるカード | たまるポイント | 積立の金額(毎月) |
|---|---|---|---|
| SBI証券 | 三井住友カード | Vポイント | 100円~10万円 |
| マネックス証券 | マネックスカード/dカード/JCBカード | マネックスポイント/dポイント/J-POINT | 1,000円~10万円 |
| 三菱UFJ eスマート証券 | 三菱UFJカード/au PAY カード | グローバルポイント/Pontaポイント | 100円以上、10万円以下 |
| 楽天証券 | 楽天カード | 楽天ポイント | 上限100,000円 |
どの証券会社も、クレカ積立で使えるカードは決まっています。持っていないカードの場合は、新しく作る必要があります。
年会費無料のカードの還元率と条件
| 組み合わせ | 還元率 | 条件 |
|---|---|---|
| SBI証券 × 三井住友カード(一般) | 0.50% | 入会2年目以降は、前年のカード利用額が10万円以上であること |
| マネックス証券 × マネックスカード | 1.10% | 積立5万円以下の部分で、その月のカードの買い物が5万円以上。買い物が1万円以上5万円未満なら0.55%、1万円未満なら0% |
| 三菱UFJ eスマート証券 × 三菱UFJカード | 0.55% | ー |
| 三菱UFJ eスマート証券 × au PAY カード | 0.5% | ー |
| 楽天証券 × 楽天カード | 0.5% | 代行手数料が年0.4%未満の投資信託の場合 |
同じ「年会費無料」でも、カードの買い物の金額が条件になっているものがあります。
クレカ積立以外でそのカードをあまり使わない人は、条件のない組み合わせの方が、還元率を安定して受け取れます。
「何%もらえるか」だけじゃなく、「その%をもらう条件を満たせるか」を見よう。
楽天証券の「代行手数料」の条件とは
代行手数料は、投資信託の信託報酬のうち、販売会社(証券会社)が受け取る分です。楽天証券では、積み立てる投資信託の代行手数料が年0.4%以上か未満かで、楽天カードの還元率が変わります。信託報酬の低いインデックス型の投資信託は、多くが0.4%未満です。
上位のカード(ゴールドなど)の還元率
年会費がかかるカードや、上位のカードでは、還元率が上がる場合があります。
| 組み合わせ | 還元率 | 主な条件 |
|---|---|---|
| SBI証券 × 三井住友カード(ゴールド・プラチナなど) | 最大6% | カードの種類と年間の利用額、Oliveの利用状況などで変わる |
| マネックス証券 × dカード | 最大3.1% | カードの種類や条件で変わる |
| マネックス証券 × JCBカード | 最大1.0% | JCBオリジナルシリーズの個人カードが対象 |
| 三菱UFJ eスマート証券 × 三菱UFJカード ゴールドなど | 1.1%(最大7.0%) | 最大は、上位カードで年間の利用額などの条件を満たした場合 |
| 三菱UFJ eスマート証券 × au PAY ゴールドカード | 1.0% | ー |
| 楽天証券 × 楽天ゴールドカード | 0.75% | 代行手数料が年0.4%未満の投資信託の場合 |
| 楽天証券 × 楽天プレミアムカード | 1% | 代行手数料が年0.4%未満の投資信託の場合 |
年会費とポイントは、差し引きで考える
上位のカードは、還元率が上がる代わりに年会費がかかることがあります。
クレカ積立のポイントだけで年会費の元を取れるかは、積立額と還元率の差で計算できます。
仮に、毎月5万円(年60万円)を積み立てる場合で計算します。
| 還元率 | 1年でもらえるポイント |
|---|---|
| 0.5% | 3,000ポイント |
| 1.0% | 6,000ポイント |
| 2.0% | 12,000ポイント |
還元率が0.5%から1.0%に上がっても、増えるポイントは年3,000ポイントです。年会費がそれより高ければ、クレカ積立だけでは元が取れません。
上位カードを選ぶかどうかは、買い物での特典や、年間の利用額の条件を満たせるかも含めて考えましょう。
ポイントのために年会費の高いカードを作ると、かえって損になることもあるんだ。
自分に合う組み合わせの選び方
上の表のカードを持っていれば、その証券会社が第一候補
貯めたいポイント(Vポイント・楽天ポイントなど)が決まっていれば、それが貯まる組み合わせを選ぶ
買い物の金額や年間の利用額など、還元率の条件を自分の使い方で満たせるかを見る
買いたい投資信託があるか、積立の設定がしやすいかを確認する
NISA口座は1人1つなので、クレカ積立だけでなく、証券会社そのものの使いやすさも大切です。
クレカ積立はカードで払うだけで、投資であることは変わりません。投資信託は元本が保証されず、値下がりすることがあります。ポイントのために、無理な金額を積み立てたり、使わないカードを作ったりしないようにしましょう。
まとめ
- クレカ積立で使えるカードは、証券会社ごとに決まっている
- 年会費無料のカードでも、買い物の金額などが条件になっているものがある
- 上位カードは、還元率の差で増えるポイントと年会費を差し引きで考える
- まず持っているカードが使える証券会社を確認し、条件を満たせるかで選ぶ
参考
- 三井住友カード「三井住友カードつみたて投資」
- 三井住友カード「『三井住友カードつみたて投資』のポイント付与率および条件の詳細」
- マネックス証券「クレカ積立」
- マネックス証券「マネックスカード」
- 三菱UFJ eスマート証券「三菱UFJカード決済(投信積立)」
- 三菱UFJ eスマート証券「au PAY カード決済による投資信託の積立」
- 楽天証券「クレカ積立(楽天カードクレジット決済)」
※本記事は2026年10月11日時点の情報です。
投資にはリスクがあり、元本は保証されません。投資信託でも短期的には値下がりすることがあります。当サイトの情報は、特定の金融商品の購入をすすめるものではありません。最終的な投資判断はご自身でお願いします。



